鳥取県が早生青ナシの新品種決定
鳥取県は三十一日、二十世紀ナシの直前に販売できる早生(わせ)青ナシの新品種を決めた。八月中旬出荷が可能で、二十世紀ナシに比べても甘さやおいしさが見劣りしない出来栄え。年内に農水省に品種登録を申請し、年度内受理を目指す。受理されれば、来春から農家に苗木や穂木が分配できる。新品種名は公募する。
新品種は、二十世紀ナシの仲間で人工授粉が必要ない「おさ二十世紀」を母親に持ち、農水省が開発した早生青ナシ「築水」が父親。二十世紀ナシの大敵・黒斑病にも強く、平均果重は三百四十グラム。糖度は、平年でも二十世紀ナシより一度高く、今年の栽培実績で一三度を超えた。
この日、県園芸試験場(大栄町由良宿)であった新品種検討会に、同試験場が一九八九年度から育成してきた五品種を出品。委員二十六人が試食した上で、二十世紀梨記念館などでの消費者アンケート結果を参考に新品種を絞り込んだ。
二十世紀ナシは、本来は九月出荷がピーク。ハウス栽培などで早期出荷し、高値販売を目指してきたが、味にバラツキがあるなどで不評だった。
そのため、二十世紀ナシとのリレー出荷体制が組める青ナシ新品種の育成に、同試験場が取り組み、交配して作った約一万品種の中から有望品種五品種を選んでいた。
井上耕介県園芸試験場長は「(糖度の高い)赤ナシ主流の関東地方では二十世紀ナシの販売が難しかったが、これで自信を持って売り込める新品種ができた」と話した。
「山陰中央新報より」
というわけで ちょっとこのサイトを利用して
我が鳥取をPRさせていただきます!
コメント