日本ユニパックホールディンググループの日本製紙は、世界一伸びる紙の製造設備を旭川工場に新設し、2003年6月から生産を開始、新製品「ウェイビーウェイビー(WAVYWAVY)」のブランドで、国内に販売を展開いたします。また、主としてアジア地区への海外展開もはかる予定にしています。
”伸びる紙” として国内で販売されている製品は、これまで最大10%程度しか伸びることができませんでした(印刷用紙などの伸びは3~5%程度でしかありません)。この新製品「ウェイビーウェイビー」は、抄紙機で製造する際、パルプ繊維を折りたたんで作られており、そのため、力が加えられても破れずに縦・横方向に15~30%も伸びる特徴を有しています。
当社で実施した市場調査の結果によれば、「ウェイビーウェイビー」が持つこのような画期的な機能に対する関心は強く、以下のような評価をいただいています。
・プラスチックのように滑らかで複雑な形の容器が作れる。
・カットシートからだけでなく、プラスチックと同様に巻き取りシートからも複数個同時に成形できる。
「ウェイビーウェイビー」はパルプ繊維100%で作られており、製品の容器として使用した場合、容器包装リサイクル法における「紙」に該当します。プラスチックの代替材料としての販売が見込まれること、新たな需要も喚起できることから、当社では「ウェイビーウェイビー」の事業展開を図り、紙の新素材として展開いたします。また、当社の旭川工場で「ウェイビーウェイビー」の製造設備を新設し、2003年6月より生産を開始、お客様への安定供給が可能となります。
なお、今回の事業展開は、世界一”伸びる紙”を開発したイタリアのカリオラーロ(Cartiere Cariolaro)社、およびグルッポXX(Gruppo XX)社の両社と独占製造販売に関する契約を結んだことによるものです。
※販売終了しました